Yahoo! Japanについて

先日、あるDVDを観ました。

Yahoo JapanとWinnyを取り上げた番組で、非常に勉強になるものでした。

 

Yahoo Japanは皆さんご存知の通り、現在はさまざまなサービスを取り扱っています。

よく使われている有名なサービスは、Yahooニュース、Yahoo路線検索、天気予報など、非常に多くあります。

 

しかし元々アメリカで誕生したYahooはGoogleと同じインターネット上の情報を集め、それを検索できるサービスの開発をしていました。その後、孫さん率いるソフトバンク株式会社がアメリカのYahooと共同でYahoo! Japanをスタートさせました。

インターネットが日本で普及し出した頃はGoogleよりも圧倒的にYahooが身近にありました。ディレクトリ型の検索エンジンで、登録申請をすればそのディレクトリに自身のWEBサイトを登録してもらえ、そこからアクセスを稼ぐことができました。

私自らもYahooにはさまざまな記憶が残っています。約15年ほど前でしょうか。高専に在籍していた私は、18歳の時にあるサービスを立ち上げて起業しました。その当時にIT系の資格取得に励んでいた私は、基本情報技術者試験とソフトウェア開発技術者試験の2つに1発で合格しました。その延長で、毎年開催される立志社の全国高等専門学校IT/簿記選手権大会にも出場していました。高校2年生の時には三重県大会で7位に終わり全国大会に行けませんでしたが、高校3年生の時に三重県3位になり、岡山で開催された全国大会へ進みました。全国大会では奮闘し、5位になることができました。今でも実家にその時頂いた盾が置いてあります。

そしてプログラミングも学校の授業とは別で独学でも勉強し、C言語、C++をある程度習得していました。

高専にいた頃から起業願望があり、自分がやれることは自分のノウハウを活かしたものしかないなと考え、基本情報技術者試験の合格教本の販売と通信教育のパッケージ販売を始めました。C言語の教本を自ら作成し、それを自ら印刷・製本し、郵送していました。質問は月に数回までメールで受け付け、1年で1万円のパッケージとして販売しました。(安っ)

印刷するためにプリンターを購入し、製本用に厚紙を大量購入し、素人がやったすごく簡易的な製本ですが、完璧オリジナルの教本を作製しました。そのころは着払いが当たり前の時代だったので、郵便局に口座を作り、着払いができる体制も作りました。さらにサービスをするためには会社として登録する必要があり、任意団体として税務署に届け出た記憶があります。納税のために青色申告、白色申告も勉強しました。

そのサービス立ち上げに当たり、ホームページは必須だったため、自らで制作しました。基本的にはメールで受注するため、ホームページはHTMLのみで制作しました。PHPなどのWEBのプログラミング言語を学んでいなかったため、HTMLのみで制作するしかありませんでした。左右でframeに分かれた、そのころ流行りのスタイルでした(笑)

現在でもそうですが、だたホームページを作っただけでは誰にも見てもらえません。そうです。SEO対策をしないといけません。プロモーションもしないといけません。今とその辺は変わりはないですね。本を買って勉強しました。

その当時のSEO対策は、The被リンクでした。被リンク命でした。GoogleじゃなくてYahooでの検索で上位に出すことを狙っていました。Googleもあったけど、ほとんど日本では使われていなかったかな。

当時のYahooはディレクトリ型の検索エンジンで、Yahooに手動で自身のWEBサイトのディレクトリ登録に申請し、カテゴリごとに分かれたディレクトリに登録してもらえました。このディレクトリに登録した途端、それなりのアクセスを獲得することができました。被リンク命の時代であったため、関連するサービスや、関係のないサービスのホームページに相互リンク依頼をかけまくり、相互リンクを大量に作っていきました。

資格の大原や、その他通信教育サービスと対抗し、SEO対策はまずまずのところまでいった記憶があります。しかしそれだけでは足りなかったため、Yahooのリスティングサービスも使いました。Googleアドワーズと同じタイプのYahooの広告です。(今でも存在します)

さらにまぐまぐというメルマガサービスを利用し、メルマガの発行にも勤しんでいました。

色々努力はしたものの受注は計30件程度。一番効果があったのは、基本情報技術者試験のメルマガを発行している人に、メルマガ内に広告を入れてもらったことでした。もちろん有料です。1回数万円はしました。途中で製本して郵送するのは非効率すぎると気付き、PDFの送付に切り替えました。

約1年ほどやった結果、10万円の赤字で終了。ホームページも閉じてサービスを終了しました。

 

という風に、かなり自分のエピソードに話はそれましたが、当時のYahooは今とはまったく違うものでした。

その後、Googleの台頭が始まり、Yahooは検索エンジンでの争いから退き、今のユーザーの求める便利なサービスのプラットフォームへと方針を切り替えました。Yahooが発祥したアメリカ本社はVerizonに買収され、結果的にGoogleに淘汰される結果に終わりました。

Yahoo本社は買収されGoogleに敗北する形で終わりましたが、Yahoo!Japanは独自路線で成長し続け、現在は多くの人に使われるサービスを開発・提供し続けています。

 

このDVDを観たとき、2つのことを思いました。

1つは、圧倒的競合サービスに淘汰される恐れがある場合でも、事業の選択と集中で方針を切り替え、生き残っていける。

もう1つは、本当にユーザーが求めるものを探求し続け、それに沿ったサービスを開発・提供し続ける大切さ。

Yahoo!Japanは、これらのことを的確に徹底的にやり通しているから成長しているんだと思います。

弊社のサービスの1つで今とても苦戦しているものがありますが、競合とまったく同じサービス形態で、それに追い付こうとするだけじゃなくて、独自にユーザーが本当に求めているものを見つけ、そこへのアプローチもするべきだと改めて感じ、内省しました。明日からマーケティング部と打ち合わせを重ね、スピーディーに対策を実行していきます。