感動経営――世界一の豪華列車「ななつ星」トップが明かす

表紙にある通り、JR九州を赤字300億円から黒字500億円への変貌させた偉業を1つ1つ詳細に熱量をもって紹介している書籍です。

どこかでこの書籍をお勧めしているのを見て、即刻購入しました。

 

最近ではカンブリア宮殿でJR東日本の特集を2週にわたって取り上げていました。国鉄、日本国有鉄道が分割民営化され、JRグループは1987年に発足されました。当時はJR東日本もJR九州も超赤字。国有鉄道ということで国の管理下にあったため、どれだけ赤字でもお国が守ってくれるだろうという甘い考えだったそうです。

書籍を読んで特に伝わってくる「感動」という言葉。熱い気持ちとともに「感動」の大切さを説いていて、この著者でもあるJR九州代表取締役会長 唐池恒二さんがとても熱い方なんだと感じます。

お客様に感動を与えるために という揺るがない決意があるため、会社全体全社員も同じ気持ちでサービスに当たれているんだと思います。

 

『任せたら、任せきる エースを本物のエースにするために』

というセクションがこの書籍にあった。新規事業にこれはという社員を投入するし任せるのだという。唐池さん自身も同じ境遇にあってきて、それであらゆる経験を積めたため、社員にも同じ経験をさせ成長をさせる。もちろん失敗もするだろうし多くの挫折もするだろう。しかしその生の経験は実践しないと味わえないものだし、それだからこそ学べることは非常に多い。学校で机上で学ぶこととは1億倍も違うだろう。

わたくし中川も完璧に同感する。JR九州さんとは規模が違えども、ポケパラを通じて多くの経験をさせてもらった。入社3年目でポケパラを1から作ることを任せられた。それまでは既存にあったWEBサイトの改修や複製での新サイトの構築はあったが、新しいものを1から作るのは初めて。

ポケパラは紙媒体はあったが、WEBサイトは無く、まったくの白紙から作ることになった。機能的なものは当時競合であったWEBサイトを参考にした。しかし今思い返すと、ただ真似をしているだけで自分の考えや発想は全くなかった。というかできなかった。真似を繰り返し、ほんの少しの成功と多くの失敗を経験し、書籍による勉強を並行することによって少しずつ学んでいけた。

もしポケパラを任せてもらうことなく、しかも全く別の会社に入って受託系のシステム会社でプログラミングだけやっていたら、今の自分は無かったと思う。自社開発で自社運営のWEBサイトの開発運営も任されたから、サービスを創るということを学べたと思う。同じように今後は「この人材は!」と思う社員には全力で任せたいと思う。

 

 

この書籍でもう1つ紹介。JR九州の話ではないが中国アリババのスーパーマーケット「ファーマーションシェン」について書かれていた。知っての通りアリババは中国トップクラスの企業。それが運営するスーパーマーケットがすごいことになっている。知らなかった!

書籍の文章をそのまま記載する。

生鮮食品売り場で見た光景は、いまも鮮明に頭の中に残っている。魚や肉を買おうとするお客様が、商品棚のプライスカードにスマホのカメラを向け、カードに表示されているQRコードを画像に収める。その画像を、アリババが提供するスマホ決済サービス「アリペイ」のアプリが認識し、決済手続きが完了する。

レジで現金を支払うお客様は、ほとんどいない。

自分で商品をもち帰るひともほとんどいない。

決済が完了した商品を店のスタッフたちが、天井下に張り巡らされたケーブルに並べてぶら下げたカゴに次々と入れていく。

品物の入ったカゴがたくさんのお客様の目の前でケーブルを次々と走り、バックヤードまで運ばれ、待機している配送係がピックアップし、慌ただしく配送へとバイクで走りだす。

スーパーの謳い文句はこうだ。

「買い物から30分以内に自宅に届けます」半径3キロ以内ならば、お客様がお店で決裁した商品を30分以内にかけるけるバイクが届けてくれる。

最初この部分を読んだとき1度では理解できなかった。天井下の張り巡らされた・・・なんだそれは!?と頭の中でなった。それでネットで探した写真が上に記載したものです。

要はこうだ、今の日本ではお客様がかごに入れた商品をレジでスタッフが清算をするだけ。アリババはお客様が商品をカゴに入れる際にスマホでQRコード読み取り、最終的にまとめてアリペイで支払われる。レジはない。お店スタッフがしてくれることは、その買った商品が入っている買い物袋を受け取り、家まで配送してくれる手筈をとってくれる。30分以内には家に届くという。

めちゃくちゃ便利・・・。近所のスーパーに自転車で買い物行く人も多いだろう。2リットルのペットボトルを何本も買いたいけど、自転車で危ないから今日は1本だけにしとこう・・・。こんな経験みなさんあるだろう。近所のスーパーもそうしてほしいわ。中国が進んでいる進んでいると日々ニュースや巷で聞くが、リアルなことを知れてほんとに日本が遅れていることがわかる。

 

 

最後にもう1つ。明治維新の原動力はリーダー達が感じた危機感により、次の3つ力を発揮した ということも書籍で書かれていた。

1つに、自分たちがいまやらなければいけないという崇高な使命感。

2つに、能力を極限まで注ぎこんだ猛烈な勉強。

3つに、勉強したことをものすごいスピードで実行に移した行動力。

その通りだし、自分が考えていたことと一致していたから少しうれしかった。

 

以上

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

これは2か月ほど前に読んだ本です。

私は今年の3月から代表に就きましたが、それまではシステム部のリーダーをしていました。システム部は約10名のチームで、人の入れ替わりはあったにしても常にその程度の規模でした。その程度のマネジメントから全社員70名のマネジメントをする立場に変わったわけです。

もちろんそんな経験は初めてでやる気には満ち溢れていましたが、どうすれば全体が効率よく回るか、考えました。当たり前ですが自分が全社員を細かく見ることは不可能で、今までよりも効率よく気持ちよく各部署が仕事できる仕組みは何か。そしてその成果が最大限に引き出される仕組みは何か。

そもそもこれまでも各部署に責任者がいました。私はシステム部のリーダーをしていて、営業、制作と連携して仕事をみんなで回してました。特段それを変える必要があるなんてことは考えていませんでしたが、今までよりもより効率的に会社が回る方法は何かを考えました。もちろんそんな知識は持っておらず、まずは勉強だということで、色んな書籍を読み漁りました。今でも1週間に2、3冊は読むペースで進めています。

その中で組織づくりの勉強になったのが、今回紹介する「ティール組織」。

簡単に言うと、今までの一般的に企業の慣習であったトップダウンをやめて、権限移譲型の組織体制を作るということです。

トップダウンだと上が決めたことを下がその通りに実行します。ティール組織は下が自分たちはどうすべきか考えて実行まで行います。その中で上には助言は求めるし上も下に助言を行います。ただ今わかりやすく上とか下とか使いましたが、ティール組織ではその考え方も違います。

例えばシステム部に10名のメンバーがいて、プロジェクトごとに5名5名で2チームに分かれていたとします。そしてシステム部リーダーが1名。

トップダウン型だと基本的にはリーダーがプロジェクトの具体的な内容やチームの方針を決めてメンバーに実行させます。ティール組織では、プロジェクトの内容などもチームメンバーで考え実行していきます。その中で困ったことなどの相談をリーダーに行います。リーダーも進行を見ながら助言を行います。助言は行うが「こうしろああしろ」とは決して言ってはいけません。「こうしてみたらどう?」と助言し、それについて考えさせます。

この「考える」ということは非常に大事です。人は考えることで脳が活性化し進化します。リーダーに頼ってばかりで考えない人間は成長しません。組織としても、自ら考えて実行まで自立してできる人を育てないといけません。でないとそのリーダーがいなくなったらそのチームは崩壊します。

ただこのティール組織、そんないきなり適用できるわけがありません。今までリーダーに頼っていたのに自分で考えろといっても失敗するに決まっています。徐々に移行していかなければいけません。私も今までシステム部のメンバーが「ここどうしたらいいですかね?」と聞いてきても、「あなたはどう思いますか」と聞き返します。丸投げの質問には決して答えてきませんでした。自ら考えて、いくつか案を出して「僕はこう思うんですが、中川さんどう思いますか?」と来た場合は全力で私も考えて一緒に答えを出してきました。(←これは社員全員が意識してやってください)

チームで考えて実行できる組織ができると決定的に良いことがもう1つあります。リーダーの手の空く時間が増えます。手の空く時間が増えるとリーダーも考える時間を持てます。特に笑ジャパンの場合はリーダーには積極的に会社の運営にも参加してもらうため(名古屋東京では週1回リーダー会議をしている)、そこにも時間を充てられます。良いアイディアを出し新規事業につなげることもできます。この良いルーチンをよりスピーディーに進められる体制にしていきたいです。

話は戻りますが、ティール組織の考え方としては、最終的にはリーダーという概念もなくなります。いくつかチームがあって、チーム間を繋ぎまとめる人と助言するポジションがあるだけで、決してリーダーとか仕切り役というものはありません。中々想像しにくいですが、大規模な組織になればこの形が現代のベストのようです。アメリカの有名大企業は取り入れているそうです。笑ジャパンはそこまではしませんが!

笑ジャパンではティール組織を浸透させ、社員一人一人が考える、そしてチームで考えるのを当たり前にし、そして組織全体で最大限の成果、利益を出していきます。

 

考えてアイディアを出そう。

アイディアは世界を変える。

ポケパラの歴史その4

今回は「写メ嬢」のお話です。

写メをする嬢?キャバ嬢?

もう今は影も形も残っていないコンテンツですが、写真をベースのコンテンツだったはずです。

まだスマホが普及していなかった時代なので、PC版がメインで、左側に写真がざーっと並んでいて、タップするとその写真のブログ本文が右側に表示される仕組みでした。

それを開発した理由は、ブログも写真がメインで写真のみの一覧が需要あるだろう!でした。

ただキャストごとの写真一覧なのか、お店単位か、検索できたかなど、昔すぎてその辺りの記憶がありません。ソースコ―ドも残っていません!イイネできる機能はあった気がします。写真を一覧でぱらぱら見ながらイイネイイネとできた気がします。

発想はインスタに近いかな・・・。時代にあってなかっただけなのか・・・。

 

存続期間はたしか約1年ほど。色々カスタマイズして内部で楽しく使っていたが、ユーザーに使われず閉鎖。閉鎖を機にポケパラのブログページに写真から探せる機能を作りました。

その頃、ポケパラ本チャンとは別でなにか作ることが社内で流行っていて、他にも「ポケ割」というサイトも作ってました。「写メ嬢」は結果的にポケパラ本チャンでブログ写真一覧として生き残っています。サービスは分散させずにまとめて作った方が使われることを学んだ時期でした。

 

とういことで、次回は「ポケ割」についてお話しします。

グルーポンとかポンパレを真似しましたね。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

始めに言っておきます。この書籍はかなりおすすめです。

1回読んで、別の書籍を挟んで、もう1度読みました。どんなサービスを運営している方にも当てはまる内容でした。

低迷していたUSJを立て直したCMO森岡毅さんの書籍です。

 

その中でいくつか抜粋して紹介させていただきます。

ほんの数年前まで、日本中のメーカーが携帯電話を製造していました。しかし皆さんは感じませんでしたか?「こんな機能、誰が使うの?」「こんな分厚い取扱説明書、読んでられない!」そこに登場したのが、スティーブ・ジョブズです。彼は天才エンジニアであり、天才経営者ですが、その本質は「天性のマーケター」であったと私は思います。ジョブズは常に、「テキサスのおばさんでも簡単に使える機械」を目指していたそうです。彼は携帯電話からボタンをなくすために「タッチパネル」という方式を採用しました。「タッチパネルを発明したからアイフォーンを作った」のではないのです。消費者がどうしたら最も使いやすいかを考えて、タッチパネルを採用したのです。

この文脈の前に、昔の日本は発明力を製品に生かし成功していた。かつてのシャープはLEDを発明したから液晶テレビを作った。という一文がありました。スティーブ・ジョブズはそうではなく、ユーザーが求めるものはこうであるからこうゆう方法で作った。方法はただの手段であって、目的 ”ユーザーが求めるもの” がすべて。完全に目線が違います。

弊社でもさまざまなサービス・機能を作る段階で大小議論を行いますが、ついついユーザー目線を無視した議論をしてしまう時があります。工数がかかるから。売上にならないから。などとずれた発言をしてしまう時があります。私自身も今まではそうゆうずれた発想をしてしまうこともありましたが、この本を読んでからはより一層正しいユーザー目線での判断を心がけています。

 

またこれに近いような文章で、以下のようなものもありました。

ハーバード大学院の教授だったレヴィット博士が紹介した格言を引用します(レヴィット博士は「企業の最重要資産は顧客情報である」との視点を世に打ち出し、現在の顧客情報のデータベース化への大きな動きを作り出したマーケティング界の巨人です)。

「人々は4分の1インチのドリルを欲しいのではない、人々が欲しいのは4分の1インチの穴である」

消費者が本当に欲しいのは、ドリルという工具そのものではなくて、ドリルを使って得られる「穴」であるという洞察は非常に鋭いものがあります。自分たちが本当に売っているのは何か(消費者の根源的な価値)を考えるのに強い示唆を与え続けている名言です。

これは鋭いし深すぎますね。この書籍で他に似た文脈があって、ディズニーリゾートに来る人は何を求めてきているのか。結論は「幸福感」でした。ミッキーに合いたい、パレードを楽しみたいなどありますが、それはすべて幸福感を味わいたいから、という説明です。

弊社でもWEBサイトで店舗には掲載という有料サービス、ユーザーにはサイトを使って楽しさを無償提供していますが。安易にそう考えるのではなく、ユーザーはそのサービスを使って本当は何を求めるているのかを考えないといけないですね。これは今度の最重要課題だ。常に念頭においていきます。

 

 

また別の箇所を抜粋。USJのクリスマスTVCMの戦略の関してです。父親心をくすぐって家族ずれで来てもらうために、インサイトの衝き方を工夫してます。

「子供と本気で楽しめるクリスマスはあと何回もない」

↓ これをもっとわかりやすくはっきり言うと

「あなたのまだあどけなくて可愛い娘はすぐに大きくなって、クリスマスなんてあなたと一緒に過ごしたがらなくなります。クリスマスイブは帰ってこなくなって、ホテルで彼氏と過ごすようになりますよ。だってお母さん、あなたも身に覚えがあるでしょう?」

中々気持ちをえぐる文章ですねw これを露骨に伝えると世の中から非難されますから、次のようなコピーに変換してパパ目線のナレーションで語ったそうです。

「いつか君が大きくなってクリスマスの魔法が解けてしまうまでに、あと何回こんなクリスマスが過ごせるかな・・・」

このTVCMで「娘が女になる!」と父親心をくすぐり、多くの来場を招いたそうです。

 

すごいですね・・・。ユーザーのインサイトを衝く方法はWEBサービスにも必要です。ユーザー考え、需要を見つけ出し、それに合わせてサービスを構築していかないといけません。不要な内部事情などは絡めずに、ユーザー需要1点を見て考えないといけません。(社会事情などが絡むことはありますが)

 

 

この書籍は弊社関係者の最前線で働く人には是非読んでもらいたいと思っています。鬱陶しいくらい勧めるかもしれませんが、是非読んでください!

ブランドのコラボは何をもたらすか 午後の紅茶ポッキーが4年続く理由

書籍のレビューが定番になりそうかな・・・。読んで良いと思った書籍のみですが。

最近は人材採用が急務であったため、そっち系の本を読み漁り、弊社のような中小企業がどのようにすれば人材を効率よく確保できるかを研究していました。また弊社はナイトレジャーのWEBサイトの開発・運営であり、特に店舗に出向く営業職は一般の営業職人材獲得とは一線を画していると考えています。

やはりキャバクラと聞くと、実態を知っている人は問題ないと思いますが、怖いとイメージする人もいると思います。一般の保険営業などでもノルマなどのハードルが高いという不安はあると思いますが、ナイトレジャーも応募者にとってハードルは高いといえます。実際はしっかり企業で運営しているお店も多く、店舗スタッフも丁寧な人ばかりで”怖い”というイメージはありません。(そりゃ中には怖そうな人はいますけど、どの業界でも同じことだと思います)

弊社で営業として働く魅力は、”自社サイトの営業”という部分です。保険の営業とか広告代理店営業は、とにかく商品を売りまくる。売りまくってインセンティブ稼いで・・・、それはそれでやり甲斐はあるでしょうし楽しいでしょう。

弊社のWEBサイトはシステム・デザインもすべて自社製。すべての社員で意見を出し合ってWEBサイトを作っています。営業社員もお店で言われた意見や、自分で思うことを「誰でも案」というGoogleスプレッドシートに書き込みます。それを営業会議で議論し、良いものは採用されシステム部で開発されます。その1つのアイディアでサイトが劇的に変わることもあります。ただ売る仕事じゃなく、クリエイティブな仕事でもあるのです。中々このようなことを体験できる仕事はないでしょう。

 

だいぶ話がそれましたが本題に。今回はちょっと視点を変えてブランディング系の本を手に取りました。

 

午後ティーとポッキーがコラボしたお話でした。コラボされた商品は見たことがありませんでした。若い女性向けの商品ですね。

コラボ商品を実現するためのプロセスがメインの書籍でした。

プロジェクトメンバーに購入ユーザー層と同じ社員を割り当てたり、プロジェクトの進め方など勉強になりました。店頭に並べる商品のため、どうしたら店頭で目立つ配置をしてもらえるか等、綿密に練られています。

弊社のWEBサイトの開発・運用とは性質が違いますが、モノづくりをコラボで作るというのは弊社でも使える考え方です。そのあたりはこれから練っていくということで、この書籍で得られた知識は社員に日々伝えて、発想の柔軟さ広さを学んでもらいたいです。

ポケパラもどこかとコラボするかな・・・。