稲盛和夫の実践アメーバ経営 全社員が自ら採算をつくる

ある方から稲森和夫さんのことを教えていただき、経営の勉強をしようと購入しました。

笑ジャパンの代表となってようやく2年目、まだまだ知らないことが多いですね。日々勉強です。

 

稲森和夫さんは京セラ・KDDIの創業者であり、78歳で無報酬で倒産した日本航空の会長に就任し、翌期には黒字化し3年足らずで再上場までさせた方です。

 

タイトルにもあるアメーバ経営とは、組織をアメーバという小集団に分け、それぞれ採算を意識させるなど、アメーバの目標を達成するために一人一人が意識を高め、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現するものです。

https://www.kyocera.co.jp/inamori/management/amoeba/

 

これまで私は組織つくりの書籍をいくつか読んできました。

最近もてはやされているのが「ティール組織」ですが、いま思えばその前身はアメーバ経営な気がします。

組織を小さく分け、それぞれのチームが決済権を与え独自に考え業務を遂行していく、ベースは同じだと思います。

 

多くの人の抱く組織のイメージは、社長がいて、部長がいて、課長がいて、班のリーダーがいて、社員がいる。

指示は社長から段々下に降りてきて、班のリーダー、社員のレベルは上からの指示に従って仕事をする。

このように思っているんじゃないでしょうか?

現実に、多くの会社がこのような流れで回っていると思います。

それを覆えるために、アメーバ経営、ティール組織など、さまざまな概念が提唱されています。

 

笑ジャパンはどうでしょうか。基本的には業務の種類によって部署分けされています。システム部、制作部(画像制作、WEBデザイン、レタッチ、取材)、営業部です。

アメーバ経営や、ティール組織のようなチームがより独立した運営をできることを目指していますが、まだ新体制になって2年目、欲張らず少しずつ前進させています。

チームごとで行う決定には、チーム内で徹底的に考え、比較的自由に実践しています。

考えて考えて考えて、とりあえずやってみる。やってみてだめならすぐに修正。

 

私は以前のブログから何度か言ってますが、『考える』ということを非常に大事にしています。逆に言うと考えない人は嫌いです。

チーム内の話でもそうですが、私に対して相談しに来るときも、考えずに来る人は突っぱねます。必死に考えて、自分なりに結論を出して、その結論に対して意見・決裁を求めてくる人はいいですが、考えもせずにいきなり”なにかいい案ありませんかね”みたいに来る人は対応しません。

ちょっと厳しいようですが、考えることができない人は、考える鍛錬をさせないといけません。

 

これは私のベースにある考えですが、チーム単位でもチームリーダーが実践してくれています。フィロソフィーの伝達です。

さらに笑ジャパンの行動指針にある”チームベンチャー”として、以下のようにチームのあるべき指針を提示しています。

1. チームの生産性を上げるために努力をする。そのためにフォローしあい、積極的にコミュニケーションをとる。

2. チームの目標のために、自らができる最大限の成果を出せるように行動する。

3. トップ・上司からの指示を待つのではなく、チームで意思決定を行い進めていく。ただし、チーム外に助言を求めることは積極的に行う。

4. チームで時間・金銭面でのコスト意識を常に持ち共有し、改善を繰り返す。

http://www.syoh.co.jp/vision.aspx

 

 

稲森和夫さんの経営学にもフィロソフィーの共有については、経営において非常に重要だと書かれています。

業務の指示には口出しはしませんが、経営者のフィロソフィーを共有してチーム運営をしていきます。特に大企業では経営幹部、部長などの重要ポジションにいる人は、経営者と同じフィロソフィーをもち、会社全体への浸透を進めます。

全社員が同じフィロソフィーを持てば、業務は違えども同じ考え、方向性をもって、経営課題・目標に向かって日々楽しく仕事をすることができると考えています。

 

笑ジャパンの第一のフィロソフィーは『楽しい』です。

もちろん業務で辛いことも厳しいこともありますが、最終的にはそれが誰かに『楽しい』を感じてもらうことができるか、自身・チームみんなが楽しい!と思えるのかを考えましょう。

 

話は戻って、この本にはアメーバ経営について細かい手法は書かれていますが、その紹介は割愛します。

とても良い本でした。良い本でしたと言うこと自体がおこがましいですが、とても勉強になりました。