志高く 孫正義正伝

『社員の才能と情熱を解き放つ』

この本で一番印象に残った孫さんの言葉です。

 

この本には孫さんの高校大学生からの話が綴られており、この本を読めばどれだけ孫さんがすごい人かわかります。12兆円の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」を立ち上げる人がどうゆう人生を歩んできたのか、読んでいるだけで心が熱くなります。

孫さんは19歳のときにライフプラン「人生50カ年計画」を立てた。20代で事業を興し、30代で軍資金をためる。40代で数千億円規模の企業にし、ひと勝負をかける。50代で数兆円の企業にし、ビジネスモデルを完成させる。そして60代で後継者に継承する。

いつかのブログにも書いたが、孫さんは20代の時に音声付き電子翻訳機を開発し、それを基に大手企業と契約を結び1億数千万円の資金を手に入れた。

その資金を基にソフトバンクを設立し、コンピューターのソフトを売る会社を作った。当時、これからはコンピューターの時代が来ると確信し、ソフトバンクを作ったそう。会社を宣伝するためにコンピューター雑誌に掲載を求めたが、今後競合になるということで断られ、自らコンピューター雑誌を一気に2誌創刊した。初めは失敗続きだったが、広告・営業戦略で巻き返した。

しかしその後、慢性肝炎を患い、3年半の入退院を繰り返した。割愛しますが、この期間のできごとは壮絶に綴られています。

その後、電話回線選択アダプターを開発し、1年間で40億円強のコミッションが入り、開発費33億円を差し引いて10億円強の儲けとなった。数年間に渡ってコミッションを得て、ソフトバンクは94年7月に店頭市場に株式公開を果たした。

 

1996年にはYahoo! JAPANを設立しインターネット市場へ参入、Yahoo! BBの提供を開始した。しかしその当時はNTTが回線を牛耳っており、NTTの不公平な態度でYahoo! BBの工事がうまく進まないという事態になった。NTTの態度を改めるために総務省に行ったが、総務省もまともに取り合ってくれなかった。それに業を煮やし「100円ライターぐらいもっとるでしょ、それ借りますから」と発言。その発言の意味がわからない総務省職員は「えっ、どうして?」と返答。そんな職員に対して孫社長は「ガソリンかぶるんですよ(中略)。あなたたちがNTTを注意しないと、前に進まない(中略)。もうヤフーBBをやめると記者会見する。その帰りにここ(総務省)に戻ってきて、ガソリンをかぶっていく」と話した。

一歩間違えれば犯罪まがいの行為だが時代も時代、それくらいの本気だということを総務省にわからせた一場面だ。すごい熱量。これでNTTが動き、はれてブロードバンド事業に参入した。

その後、日本テレコム買収、福岡ダイエーホークス買収、ボーダフォン日本法人買収し携帯事業に参入。いま僕が当時のiPhoneが出始めたとき、なぜソフトバンクの独占販売だったか疑問にも思わなかった。これは孫さんがジョブスに交渉に行き、販売権獲得に至ったらしい。すごい行動力と交渉力である。

 

この本には今回紹介した何倍もの出来事が綴られている。志を高く持っている人には是非見てもらいたい。

経営者の方は大抵そうだが、孫さんは特に話し方がうまい。Youtubeでお酒を飲みながら孫さんのプレゼンの動画を見るのが趣味が私ですが、本当に孫さんの話し方には心を打たれる。人の心に訴えかける、人の心を熱くさせる魂のこもった言葉ばかりです。いつか自分もそうなれるように、何度も何度もYoutubeを見て勉強します。